SHIMANE AREA INFORMATION
出雲エリア
観光スポット
出雲大社
縁結びの神様「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」で有名な出雲大社。毎年神在月の頃になると、日本各地の神々が出雲大社に集まり、男女の縁だけでなく、その他の色々な”縁”を結ぶ「神議り(かむばかり・会議)」を行うそうです。そのため、出雲地方では「神無月」のことを「神在月」といいます。毎年多くの参拝客が訪れ、縁結びの地として人気のスポットです。
御本殿は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で建てられており、国宝に指定されている大変貴重なものです。社伝によると、太古の出雲大社の本殿の高さは97m、中古には現在の2倍にあたる48mあったと言われています。平成12年には、その社伝を裏付けるかのような、直径3mもの巨大な柱根「宇豆柱(うずばしら)」が境内で発見されました。
神楽殿には、日本一の「大注連縄」(重さ約5t)があり、出雲大社の参道入口から南へ600mほど下ると、日本一の大鳥居があります。 【写真】上:八足門 左下:神楽殿 右下:神門通り
島根県立古代出雲
歴史博物館
古代の出雲大社の模型や、銅剣・銅鐸や勾玉などの出土品、『出雲国風土記』の時代を再現したジオラマなどが展示されている「島根県立古代出雲歴史博物館」は、出雲の歴史を詳しく学べる施設です。常設展のほか、企画展も開催され、貴重な歴史の資料を見ることができます。
館内には180度見渡せるパノラマのカフェもあり、神々が宿る山を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
出雲大社と隣接しているので、参拝前後に足を運ぶのもおすすめです。
稲佐の浜
出雲大社の西方にある海岸で、毎年旧暦10月10日に全国の八百万の神々をお迎えする神聖な浜です。国譲り神話や国引き神話ゆかりの地でもあり、パワースポットとしても知られています。一際目立つ小さな島は「弁天島」と呼ばれ、海を司る神様である豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。この弁天島をシルエットに、夕日が沈む風景は素晴らしく、「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。
出雲日御碕灯台
日御碕は島根半島の西端、日本海を望む景勝地です。大山隠岐国立公園にも含まれており、南方に浮かぶ経島の「経島ウミネコ繁殖地」は、国の天然記念物に指定されています。出雲大社から日御碕に至る海岸線沿いの道路(約9km)は奇岩や絶壁が連なる絶好のドライブスポットになっています。
その岬に建つのが、石作りの灯台としては日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」。白亜の姿と空の青さとのコントラストは大変美しいものです。また、参観灯台のため、実際に登って見学も可能。頂上部からは、遥か遠くまで360度、海と空を見渡せます。
日御碕駐車場近くには商店が軒を連ね、いか焼きや種類豊富なソフトクリーム、季節によってはカレイやノドグロの干物も販売しています。飲食店では、新鮮な魚介類をふんだんに使った料理が味わえるのも魅力です。
須佐神社
オロチ退治で有名なスサノオ命を祀る須佐神社。テレビや雑誌では日本一のパワースポットとして注目されています。出雲大社とともに縁結びの神様としても知られ、ご縁を求めて多くの参拝客が訪れています。
本殿の裏手には、樹齢約1200年の大杉がそびえ、その強い生命力と神聖な雰囲気に包まれます。
須佐神社には七不思議があり、その1つが「塩井(しおのい)」。スサノオ命がここで”潮を汲み、此地を清め給うた”と伝えられています。泉質は弱アルカリ性「芒硝含有食塩泉」で、糖尿病や慢性リュウマチなどに効果があると言われています。
島根県立宍道湖自然館
ゴビウス
ゴビウスは、島根県内の汽水・淡水域に生息する、さまざまな生き物を紹介しています。周辺は宍道湖ネイチャーランドとして、野鳥観察舎やビオトープ池、宍道湖グリーンパーク、おべんとう広場などがあり、生きもの観察や散歩など、子供から大人まで楽しくふるさとの自然にふれ、学ぶことができます。
全長20mを超える「河川ジオラマ」には、多種多様な生き物が展示され、「ヘルメット水槽」を覗くとまるで水中にいるような気分を体感できます。「タッチプール」は、アメリカザリガニ、タニシ、クロベンケイガニ、ドジョウなどを捕まえることができるので、子供達に人気のコーナーです。そのほか、貴重な「オオサンショウウオ」の展示や、ユニークな企画展も開催されます。
道の駅 キララ多伎
おしゃれな外観が目を引く道の駅「キララ多伎」。建物の裏にはキララビーチがあり、眺めも良く夏場は海水浴客で賑わいます。
館内では、海鮮たこ焼きや多伎町の名産品いちじくをつかったアイスやシュークリーム、地元の食材を活かしたお土産品などを販売。隣接して「キララベーカリー」というパン屋さんもあり、ふっくらとした焼きたての美味しいパンが人気です。
近くには日本海を一望できるキララコテージやログハウスがあり、宿泊も可能です。
また、道の駅の近くには源泉かけ流しの「いちじく温泉」もあり、露天風呂やいちじくの葉を使った薬草湯などが楽しめます。
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木綿街道
宍道湖と日本海に挟まれ、海、山、湖、川と自然に恵まれた雲州平田はかつて木綿の栽培が盛んなことで有名でした。1700年代初頭から綿作が始まり、後期からは他国に販売。藩が品質管理を徹底させたため、大阪三井が買方を派遣するなど、上方でも雲州木綿の名で高い評価を得ていました。
明治には生糸に転換して紡績工場ができ、工業都市に発展したこの地域は、商人町として賑わい、人口も大幅に増えました。街道には、間口は狭く奥に長い「切妻妻入塗家造り」の家屋や、白壁の土蔵が並びます。一見質素に見える外観ですが、材木や塗り、襖絵、内装などに拘っている家が多く、当時の豊かさを感じます。
街を歩くと目にとまる「左桟瓦」や「なまこ壁」、「格子窓」の連なる町屋などが今も残り、老舗の酒屋、醬油屋、和菓子屋なども伝統の味を守り続けています。古い町なみと今の暮らしがほどよくとけ込む「木綿街道」は、しっとりと落ち着いた風情を楽しめる貴重な場所となりました。
グルメ・お土産
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日御碕の海鮮丼
港町である日御碕。日本海で獲れた新鮮な海の幸を使ったどんぶり。
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出雲ぜんざい
ぜんざい発祥の地といわれる出雲地方。縁結びスイーツとしても人気。
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出雲そば
日本三大そばのひとつ「出雲そば」。地元の名店がお土産用にも販売。
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多伎のいちじく
出雲市多伎町の特産品「蓬莱柿(ほうらいし)」を使用した加工品。